ホーム > お知らせ・イベント一覧 > まるごとサポーターフォローアップ研修を開催しました。
昨年度から西蒲区社会福祉協議会で取り組んでいる生きづらさを抱えた方への支援事業。
令和3年9月28日(火)まるごとサポーター登録をされている方を対象としたまるごとサポーターフォローアップ研修を開催しました。
昨年度開催しましたフォローアップ研修でのアンケートを受け、発達障がいについての講座を行ってほしいというご要望があり、今年度は新潟市発達障がい支援センターJOIN(ジョイン)のセンター長 高橋京子氏をお招きし「発達障がいの理解のために」と題しご講義いただきました。
ライフステージごとの困り事や、発達特性のある人との関わり方など分かりやすくお話いただきました。
・その人をまず理解しようとする。(得意なところ・苦手なところ・共感など)
・なるべく分かりやすい言葉で、1度に沢山の事は言わない。
・いつもと異なることがある場合、事前に説明する。
上記はほんの一部です。また特性は人それぞれであり、関わり方もその方の特性に応じたものでなければ、うまくいかないという言葉も添えられていました。
【高橋京子氏 講義の感想】
〇発達障がいとは自分では何となく知っているつもりだった。でも、あらためて説明してもらうと知らないことがたくさんあり良かったです。
〇発達障がいについてお話を聞く機会がなかったので良かったです。今までの経験と重ねて聞くことができました。
〇「人として」大切なことは障がいのあるなしに関わらずだなと思いました。
その後、当会からまるごとサポーターの主な活動先であるmarugo-to homeや個別サポートについて活動状況報告をさせていただきました。
最後は、グループに分かれ情報交換会を行いました。
サポーター活動の中で難しいと感じたこと嬉しかったこと・活動の際心がけていること・活動する前と後で参加者、居場所の印象の違い・活動を通して自分自身変わったことなどをテーマに、お好きな内容でグループワークしていただきました。
各グループから情報交換の内容について発表後、講師の高橋氏より総評をいただき「まるごとサポーターフォローアップ研修」が終了しました。
【情報交換会より】
〇ありのままの自分で向き合うことしかできないし、自分も目の前の方をありのまま受け入れたいと思っている。〇何かやらなければいけないと思っていたがフラットでいいんだなと。 〇今の気持ちに寄り添う。(活動の際に心がけていること)
〇参加される方の知識で教えていただくこと、気づかされることがあった。 〇何でもない世間話がしたいという参加者の言葉(印象に残っている活動、出来事)
〇若い人の感性で教えてもらう。情報をもらい助けられている。 (活動をする前と後で参加者・居場所の印象の違い)
他にも、まるごとサポーターの皆さまの思いをたくさん伺うことができました。
アンケートでは、今後も情報交換の機会があるとよいというご要望が非常に多かったのが印象的でした。生きづらさを抱えた方やご家族にとって、地域に理解者がいること、地域住民の応援は原動力になります。
今後も、生きづらさを抱えた方やご家族、地域の声を大切にし共に考え、誰もが笑顔で安心して生活することができる地域づくりを皆さまと一緒に取り組んで参ります。