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お知らせ・イベント

2023/3/15お知らせ

第2回まるごとサポーターフォローアップ研修~準備のいらない事例検討~

令和5年3月11日(土)

第2回まるごとサポーターフォローアップ研修を開催しました。

 

昨年に引き続き、長岡崇徳大学看護学部看護学科 教授 斎藤まさ子氏をお迎えし、前半は全国ひきこもり支援者研修会で発表された内容や日本学校メンタルヘルス学会に参加され印象に残ったお話などを伺いました。

 

後半は準備のいらない事例検討を行いました。打ち合わせの際「まるごとサポーターフォローアップ研修でもやってみませんか」とお話をいただき、私たち職員も初めての行う事例検討となりました。

配布資料もなく口頭で検討したい事例の情報を伝え、すべての情報を書き出します。

 

情報が集まったところで参加者で共有し、対象者(世帯)の『生命や身体の危険、プレッシャーや過刺激、困っていること、強み・弱み』を参加者それぞれの視点で出し合い、マーカーで色分けをしていきます。弱みが見方によっては強みにもなり得たりします。

 

その後、困っていることに寄り添い、考え得る具体策を全て書き出していきました。

始めは問題が多い・大変だと感じてしまうような事例でしたが、サポーターの皆さまも事例検討後には「ここはすごい強みだよね」「ほんのちょっとしたきっかけで変わるかも」「努力して生きているのがわかった」等、少し見方が変わっていったような気がしました。

マイナス(弱み)ばかりに目がいきがちですが、プラス(強み)の面で何ができるか考えることの大切さ。そして、みんなで考えることで思いもよらないアイデアやそれぞれの視点があることに改めて気づかされました。

私たち職員もケース検討の場などで準備のいらない事例検討を実践したいと感じました。

 

最後に、まるごとサポーター登録申込書兼同意書の更新を行いました。サポーター活動を行うにあたり、可能な活動や趣味・特技などの追加修正等の見直しをしていただきました。

 

【感想】

○ボードに書き出すことで誰にでも分かりやすい。色々な地域の人がいて、色々な意見が出て楽しかった。

○問題を抱えていることの整理の仕方、解決の見つけ方の1つを知ることができ、今後に活かしたいと思いました。準備がいらない、というのも取り組みやすいと思いました。

○事例検討、次回もやってみたいです。

当会では今後も、生きづらさを抱えた方やご家族、地域の声を大切にし共に考え誰もが笑顔で安心して生活することができる地域づくりを地域の皆さまと共に取り組んで参ります。