令和２年度に立ち上がった生きづらさを抱えた方の親の会 まるまるの会。

まるまるの会で毎回課題となる親なき後について。今回の勉強会では『親なき後～安心への道を考える～』と題し、段階に応じた支援や考え方についてお話しいただき、また、同じような悩みを抱えている方々が集える場があることを知っていただくことを目的に開催しました。

【前半】

トークセッション『親なき後～安心への道を考える～』

新潟地域若者サポートステーションで相談員をされている新美建治氏と、新潟地域若者サポートステーション卒業生からお話しいただきました。生きづらさを抱えた方への情報提供なども交えながら、お二人の歩まれてきた人生に触れさせていただき、貴重なお話しを伺いました。お二人の優しい表情と穏やかな口調に、会場全体が自然と引き込まれているように感じました。

最後に会場全体に投げかけられた「安心への道をみんなで考えていきましょう」という言葉からも、地域で暮らす一人ひとりが生きづらさを抱えた方にとって理解者となり、共に考えていける社会に近づくことを願っています。

【後半】

親の会 ぷちまるまるの会

希望された方に親の会まるまるの会を体験していただきました。

まるまるの会は偶数月の第2月曜日13：30～15：30に開催しています。いつものまるまるの会の雰囲気を感じていただきたく、いつものお部屋で通常開催時とほぼ同じ時間帯で開催しました。初めてご参加くださる方も、まるまるの会を運営されているボランティアさんの温かい雰囲気でリラックスしてお話しをされていたように感じました。

勉強会に参加された方からは「本人や家族の方がもっと気軽に相談できる社会になってほしい」「解決方法はなかなか見つからない時はあるけど、情報収集の場があるのは助かります」といったお声もいただきました。

私自身、生きづらさを感じている方が自分らしく、安心して暮らせる地域づくりに取り組む上で今一度深く考えるよい機会となりました。

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最後に、まるまるの会を運営しているボランティアさんが作成された『生きづらさの本棚』をご紹介します。

親の会立ち上げ当初から都度更新されており、少しづつ本の数も増えています。まるまるの会運営ボランティアさんの「みなさまの参考になれば」との思いから、今回のまるまるの会勉強会でもお配りさせていただきました。

『生きづらさの本棚』はこちらからご覧いただけます。

当会は今後も、生きづらさを抱えた方やご家族・地域の声を大切にし共に考え、誰もが笑顔で安心して暮らすことができる地域づくりを皆さまと共に取り組んで参ります。