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2019/10/24イベント

新潟市中之口地区にて『三味線演奏者 小林史佳』さん講演会開催!

11月20日(日)中之口中学校にて、令和元年新潟市小中学校PTA連合会西蒲区支部研究大会並びに中之口地区社会福祉協議会 子育て親育て講演会「子育て、親育て~三味線と生きる~人生の絶望から救ってくれた母の一言~」と題し、三味線演奏者 小林史佳氏の講演会が行われました。

当日は、200名以上の参加があり、そのうち115名が中之口地区社会福祉協議会を通して申し込まれました。また新潟日報の記事を見て、当日参加の方も24名いらっしゃいました。

 

 

 

史佳氏は10月5日に、ニューヨークのカーネギーホールで単独公演を終えたばかりで、帰国後初となる本講演会ではお土産話しも用意して下さっていました。単独公演では約600人の観客からスタンディングオーベーションを受け大盛況だったことや、日本の食事が恋しくなったことなどをお話しくださいました。

今回の講演は、史佳氏のお母様の高橋竹育氏も急遽出演していただけることになり、お二人揃っての講演会となりました。まずは、史佳氏の三味線の演奏から始まり、三味線の演奏に会場も一気に引き込まれ、目が離せなくなりました。

 

その後、お母様も壇上に上がられお二人で幼少期から就職までの様子を話されたのですが、漫才のような掛け合いもあり、会場には笑いもあり和やかな雰囲気に。

話しは、大手通信会社に就職した3年後に体調を崩した時期に入ります。その時、重度のうつ病を患ってしまった史佳氏にかけたお母様の一言『すべてゼロにして帰ってきなさい』は人生を変えるほど衝撃だったといいます。

新潟に帰ってきた史佳氏はしばらくすると三味線を手にし、その時自然と手が動き何もできないと思っていた自分に光が見えたと言われていました。そこからは寝ても覚めても三味線のことばかりになったそうです。

お母様からは「命より大切なものは他にはない」「sosに気づいてあげてほしい」等の大切なメッセージが送られました。(会場の参加者の中には涙を流している方もおりました。)

 

合間あいまに三味線演奏もあり、津軽じょんがら節の迫力に圧倒されたり、会場の手拍子と一体となって盛り上がったりと、大変贅沢な時間が流れました。アンコールにも答えてくださいました。

最後に史佳氏から子どもたちへ!「史佳流 夢の実現方法」

本番で10の力を出すには、100の準備が必要!日々の積み重ねがあってこそ本番で持てる力が出せるそうです。「これから好きな道が見つかったら、その夢に向かって毎日努力することが、夢が自分のものになる一番の近道」だそうです。

また、「今の子供たちは失敗することを恐れ、チャレンジすることが少ない!」史佳氏は「失敗して」「恥をかいて」ここまで来たそうです。だからこそ、子どもたちには「失敗しても恥ずかしくない、失敗から学ぶんで人は大きく成長する。失敗を恐れず常にチャレンジしてもらいたい。」と語られておりました。

「どれだけ失敗から学んでいけるか」「夢にむかつて日々どれだけ努力していけるか」聞いていて、私もいつの間にか失敗を恐れ、新しいことにチャレンジすることを忘れているのではないかと胸が痛みました。

最後に「お母様の子を思う気持ち」や「史佳氏の体験談」と聞いていて、とても心に響く講演会でした。


今回の講演会は、中之口地区社会福祉協議会と西蒲区PTA連合会が共催となり開催させていただきました。中之口地区社会福祉協議会並びに西蒲区社会福祉協議会は、今後も西蒲区の子育て子育ちを地域の皆さまと共に考えて参りたいと思います。

最後は、中之口地区社会福祉協議会の役員の皆さまで記念撮影。 (写真に写っていない役員の方もいらっしゃいます)