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お知らせ・イベント

2024/8/21お知らせ

~共に生きること 地域で生き直すこと~

令和6年度 生きづらさを抱えた方の支援連絡会

西蒲区社会福祉協議会では、社会に合わせて生きようとすることで生きづらさを感じ、社会から孤立しがちな方々が自分らしく安心して暮らせる地域社会を目指して「生きづらさを抱えた方の支援事業」に取り組んでおり、事業のひとつとして生きづらさを抱えた方の支援連絡会を毎年開催しております。

西蒲区内の障がい・高齢・子ども・その他全ての分野に関わっておられる関係機関・関係者の皆さまにお集まりいただきました。

 

【事業説明】

西蒲区社会福祉協議会から生きづらさを抱えた方の支援事業について紹介いたしました。

【講義】

「~共に生きること・地域で生き直すこと~」と題し、新潟県地域生活定着支援センター 副センター長 平栗華代様からお話しいただきました。

地域生活定着支援センターは、矯正施設(刑務所等)から退所し、福祉の支援を必要とする高齢や障がいのある方が地域社会に復帰するため、福祉サービス利用の「橋渡し」を行っています。

講義では、犯罪行為の背景に何があったのか。その方の一部だけを見て判断するのではなく、見えない部分を見ようとする気持ち、その方を総合的に捉える視点が大切であることが話されました。

本人や家族・触法の問題ではなく、地域福祉の問題なのではないか。地域に住むことは誰にでもできるかもしれないが、暮らすことは地域の協力や安心できる場が必要など、私たちひとり一人に何ができるかを考える機会となりました。

 【事例検討】

講義の後は公益社団法人新潟県社会福祉士会 理事 本多崇人様の進行により事例検討を行いました。

事例を読み取り、①「犯罪行為に至った要因、背景」②「今後、地域で暮らすために考えられる支援や社会資源/皆さんが地域でできそうなこと」をグループごとに話し合いました。

  

最後は全体で他グループの話し合いの内容を共有しました。

 

参加者アンケートから

●あまり関わりのなかった司法と福祉について考えることができました●支援するうえで、自分のものさしでその方をとらえるのは危険だということを改めて感じた●罪を犯さないような地域・環境作りについて、本当に考えさせられました。●当事者が気軽に集える居場所やカフェ、お茶の間などを地域に増やしていきたい●自分の知らない分野で勉強になった●具体的な事例についてグループで検討するという形はとてもよかった等々たくさんの感想をいただきました。

(最後に講師のお二人をパチリ)

西蒲区社会福祉協議会では、ご参加くださいました関係機関・関係者の皆さま、地域の皆さまと共に誰もが自分らしく安心して暮らせる地域づくりに取り組んで参ります。

 

ご参加くださいました皆さま、大変ありがとうございました。