ホーム > お知らせ・イベント一覧 > 西蒲区災害ボランティアセンター設置・運営訓練を行いました。
11月27日(日)
巻ふれあい福祉センターにて西蒲区災害ボランティアセンター設置・運営訓練を、午前・午後の2部構成で行いました。
災害ボランティアセンター設置・運営訓練は、災害ボランティアセンターの機能や役割などの全体像、地域等との関わり、被災住民として災害ボランティアセンターの活用法について学ぶことを目的としています。
当日は、コミュニティ協議会・民生児童委員・地区自主防災会・ライオンズクラブ・防災士の会・日赤奉仕団・地域福祉活動応援協力員・支え合いのしくみづくり推進員・西蒲区役所・ボランティア市民活動センター運営委員・西蒲区社会福祉協議会役員など大勢の皆さまからご参加いただきました。
西蒲区社会福祉協議会 田村会長のご挨拶
【午前】講義
特定非営利活動法人にいがた災害ボランティアネットワーク理事長 李仁鉄氏より『災害ボランティアセンターを活かす地域力と地域力を活かす災害ボランティアセンター』と題し、お話しいただきました。
李氏は災害時には日本全国の被災地へ緊急救援スタッフとして派遣され、災害ボランティアセンター設置運営を中心とした支援活動を行っていらっしゃいます。講義では最新の情報や映像を交えながら、被災地の現状や活動の様子などもお話いただきました。
【昼食】カレーライス🍛
当会で備蓄している災害非常食の試食体験。専用のヒートパックにレトルトカレーとパックご飯、発熱剤が入っています。火も電気も使わず少量の水があれば食品が加熱できるのですが、食品を温めるのに15~20分程かかるため、講義の途中に皆さま同時に温め開始。準備OK。
「非常食のカレーは初めての体験。なかなか美味しかったです♡」と感想をいただきました。
【午後】
演習①災害ボランティアセンター模擬設置訓練
2班に分かれて、交互に災害ボランティアセンター運営の流れを見学するツアー型デモンストレーションを行いました。職員はもちろん参加者の方にも演者として協力をお願いしました。
《受付》
《マッチング・オリエンテーション》
《資機材貸出し・送り出し》
《活動報告》
(A班)受付→マッチング・オリエンテーション→資機材貸出し・送り出し→活動報告
参加された方からは「一連の流れがなんとなくわかりました」との声が聞かれました。
《ニーズ受付》
《総務班》(取材・寄付対応)
(B班)ニーズ受付→総務班
ニーズ受付や総務班では、事前打ち合わせはせず様々な(無理難題な💦)依頼・相談をしたこともあり、リアルな対応を見ていただけたかと思います。
演習②各班ごとの実際の動きを体験する
○ニーズ班『住民(被災者)からの相談を聞き取り、ニーズ票に記入してみよう』
「演習で他の方のシートを見る事が出来たのはよかったです。書き方、まとめ方が人それぞれ違っていて興味深かったです」との声が聞かれました。
○オリエンテーション班『ボランティアを送り出す際のオリエンテーション資料を作ろう』
相手の立場に立って行動する・言葉がけをすること、また自然いっぱいの西蒲区ならではのイノシシ対策や、木に柿が実っていても勝手に食べない等の提案もありました。
【全体 振り返り】
それぞれのパートごとで感じたことや、確認したいことなどを李氏からお答えいただきました。
「初めての訓練で、今後のために役立てたいと思います。今年の防災訓練に話しをしたいと思う」「比較的災害が少ない西蒲区ではありますが、普段からこの様な講話、訓練は大切ということを痛感しました」「ニーズの聞きとり、対応説明は難しい」「相手を思って伝える言葉、行動をみがいてまいります」等たくさんの感想をいただきました。
西蒲区災害ボランティアセンター設置・運営訓練を通じて、参加された皆さまがそれぞれの所属先や地域で今後どのように関われるか・どのようなことで協力できるかなどを考えるきっかけとなれば幸いです。
参加くださいました皆さま、大変ありがとうございました。